Nonkunのブログ

主にゲーム関係について書いてます

テレビゲームとはよく言ったもの

ほぼ底値ながら、32型のHDTVを買いました。
既に地デジ対応レコーダーでTVを視ていることと、TVのチューナーが壊れビデオを通してしか視れなくなったことなど、まあ買い時としてはこんなところかなと。

時期的にもぼちぼち次世代ゲーム機など登場し、価格も手ごろになってくればHDTVの普及もそれほど時間はかからないかもしれない。リビングにひとつぐらいは2011年までに行き渡ることも十分考えられる。そこで、PS3XBOX360はHDに対応しているわけです。これはTVの進化に合わせてハードが変わるという、TVゲーム史上初の出来事です。

しかし、ゲームというものは何もTVを相手にする必要はない。ファミコン時代にドット絵を表示するモニタがTVだったということがゲーム=TVゲームという意識を20年に渡って植え付けてきたのですが、ゲーム画面を表示するモニタがあればそれは別になんでもいい。当たり前ですけどね。

一番安価に一般家庭にあるモニタ、それがTVだったのですが、それはただ単に一番普及しているモニタであっただけで、モニタとゲーム機一体型の『DS』だの『PSP』だのがあれば必要ありません。今の子供達にとって一番普及しているモニタとは、ひょっとしたらケータイ電話なのかも知れませんが。

据え置き機がダメだという考えは少し違っていて、もしゲーム性自体に対して言っているのならそれはかなり的がはずれている。モニタを見ながらコントローラーを使ってゲームをする方式は同じなのだから、それをどこでやろうが楽しさが変わるわけではない。もちろん場所を限定しないというケータイゲームの利点はゲームにとって住み心地はいいはずだが。

結局TVゲームとは『TV画面に映して遊ぶゲーム』というゲームの楽しみ方の一ジャンルでしかない。だから、今回のHDゲーム機対決というのはかなりせまい範囲の話ではないだろうか。リビングにひとつのHDTVを取り合うというのはそれこそ『生か死か』というふたつにひとつの戦いなのだから。

どんなものでも住み心地のいい場所に住みたがる。ゲームにとって住み心地のいい場所とはどこだろうか。HDゲーム機は『六本木ヒルズ』か『白金』か(バカだな俺)、住むにはなんだか窮屈そうな気がする。それなりの収入もないと家賃も払えない。

ゲームなんてそんな高級なものではないし、気軽に遊べるコミュニケーションツールぐらいのゲームが結局は一番需要がある。

PS3でHDテトリスをやることが面白いとしても、それを皮肉としては笑えない。どこに住もうが面白いものは面白いという、ゲーム性の意地みたいなものを感じるのです。