Nonkunのブログ

主にゲーム関係について書いてます

 また練炭自殺

どうやら、

28日午前零時45分ごろ、東京都練馬区桜台5の2階建てアパートの一室で、男性4人が死亡しているのを、訪ねてきた男女2人が発見、110番通報した。室内が粘着テープで目張りされており、練炭の燃えかすが4つあったことなどから、警視庁練馬署では集団自殺の可能性が高いとみて4人の身元などを調べている。

みたいです。

この前の28歳の引きこもりが家族を皆殺しにしたり、20代、30代の男女が練炭自殺したりと同世代の事件が多い。世間の流れから身をはがした瞬間に襲う不安や恐怖に耐えきれなかったのだろうか。

正直、最近何も面白いことがないという人は周りに多い。スロットにはまって金を湯水のように使っている人なんて当然のようにいる。やらない人は負けるに決まってるギャンブルにはまっている人を金銭的な面から理解できないが、やっている人に聞くとそれはもう病気らしい。仕事以外にやることもなく、楽しいこともなく、スロットで熱くなれるのならそれは意味があることなのだ。

たぶんこういう倦怠感などは僕らより上の世代も体験しているのだと思うけど、仕事と家庭という縛りがまだ通用する時代だったのだろう。一生懸命働いて金を稼いで、親孝行して家庭を守って、それで生き甲斐が十分得られたのだ。もちろん、今でも得られるはずなんだけど、耐えねばならぬほどの強制力を持たないのかもしれない。

会社は会社で終身雇用など律儀に守るはずもなく、そうといって労働者も怠けて会社にいられても困るし、生活を縛られるはいやだがどこかよそよそしい会社側の態度も気に入らないし、一生懸命働く理由もそれほどないし、いやな上司に耐える理由も見つからない。上流階級のような生活を望むわけでもなく、かといって食う物も食えない生活はさすがにつらい。夢だけで生きていける歳でもなく、でも夢は捨てきれない。行き場が見つからずちらっと死が頭を横切ると、自分なんか居ても居なくてもどうでもいい存在なんじゃないかと思えてくる。そんな人が集まると勢い…自殺するのか。

もうこうなったらどこに逃げるかだよなぁ。仕事に逃げればある程度世間の理解はあるから楽だと思う。それで家庭を顧みずと、どうこう言われても、後で「私は子供をほったらかしにしたダメな父親だ」などと開き直れば「でもお父さんが仕事でお金を稼いでくれたから私たちが生活できたのよ」などとお涙頂戴で切り抜けられそうだし。

結婚せず趣味に走るのは最近の傾向だねぇ。男なら一人暮らしで金もたまるし、仕事はそこそこ働けば突然解雇ってのもそうはない。車とか小説やゲームとかいろいろ暇つぶしはあるので、それで適当に時間つぶしていけばなんとか生きては行けそうだ。それで満足できれば。

一番タチ悪いのが、生き甲斐に高級なものを求めてしまう虚栄心の強い人。適当に生きられない人ですな。今の煮詰まった日本ではよほどの天才的才能がないと難しい。中の上ならいくらでもいるけど、その上はもうほんとに少数だから。しかし、それを求めて努力することは逆に賞賛すべきことなのだが、世間は結果がでないと気にもしない。まあ、夢やぶれて死ぬのならかっこいいけど、そういう人はまずいない。

やっぱり生きる意味だよなぁ。なんかないとさすがに無理だと思う。しかし、仕事して飯食って結婚して家庭持つってやってれば、一生は終わりそうなものだが。その他に何か求めること自体がおこがましいのかも知れない。


…ドラクエがまたバカ売れみたいで。僕も買っちゃいましたよ。ヨドバシいったら売ってたので衝動買いしてしまった。

ゲームで勇者になって気分を紛らわさないと、世の中面白くなくてダメだなと思ってる人は多いのかも知れないね。おそらくここから先は、豊かな社会に生まれた世代の宿題なんだろうけど。